シマノ アンタレスDCのオーバーホール

今回はシマノ アンタレスDCのオーバーホール依頼です。
中古購入でハンドル回転時の違和感、ノイズと飛距離低下が気になるとのことです。
動作確認してみると、確かにハンドル回転時の抵抗感・ノイズとスプールの回転の悪さが確認できます。
早速分解していくと、全体にかなり粘性の高いオイルが塗布してあり、水あめのような感じになっています。
スプールシャフトにも同様に塗布してあるため、回転が悪くなっていました。
内部のギヤ周りやクラッチレバーも同じ状態です。
さらにギヤ軸部の座金が2枚欠損していたため、スタードラグが本体に接触し抵抗が出ていました。
ベアリングを3個交換し、欠損パーツは補充、全体を洗浄のうえグリスアップして正常な状態に戻りました。
フリマやオークションは掘り出し物もありますが、状態の良くないものも多数あります。
購入後の動作確認を十分に行い、簡単な分解点検をすると安心です。

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