ミリオネア100のオーバーホール

今回はダイワ ミリオネア100のオーバーホール依頼です。
スタンドアップパドルボートでの釣りが多く、海水を被りやすいとのことです。
ハンドル・スプールともに正常な回転ではなく、塩にやられていることが分かります。
早速分解していくと、各部から塩の塊が出てくる状況で、分解自体が通常より難しい状態です。
時間をかけて一つずつパーツを分解し、チェックしていきます。
海水に長期間さらされるとアルミパーツが腐食してしまうため、アルミでできている部分を重点的にチェックします。
腐食により変形してしまっているパーツはありませんでしたので、一安心です。
ベアリングについては、高耐食のものでしたが全く抵抗できておらず、ガチガチに錆びて回らない状態でした。
再び海水にさらされることを前提に、通常よりグリスを隅ずみまで塗布し、守備力を高めておきます。
交換するベアリングもグリスシールで保護し、長持ちするようケアしていきます。
海水を直に浴びてしまう場合には、充分に水洗いしても運悪く内部に塩が浸入、固着というケースがよくあります。
この場合次回の釣行直前にハンドルが回らない状態になっています。
1週間前くらいに気づけば何とかケアできますので、早めにタックルの準備すると安全です。

関連記事

最近の記事

  1. ダイワ スパルタンIC150Hのオーバーホール

  2. シマノ 20メタニウムXGのベアリングチューン

  3. シマノ21アンタレスDCXGLのオーバーホール

TOP