今回はシマノ ステラSW8000HGのオーバーホール依頼です。
大物とのファイトが多かったためドラグ部のチェックをとのことです。
大物とのファイトではこの世のものとは思えないような強烈な力がかかります。
リールにも各部に負担がかかりますが、ギヤをはじめドライブギヤを支えるベアリングには特に無理をさせることになります。
またドラグを強く締めてもどこまでも引き出す力のある魚が相手だとドラグ部の消耗も気になります。
このクラスのリールになるとそのあたりは想定済みですので、各パーツの素材から万全に考えられています。
当機種もドラグ機構・ワッシャーの素材など万全ですので、ケアさえしておけば安心して戦えます。
今回のステラは大物とのファイトが多かったにもかかわらず、カーボンクロス製のワッシャーは少し擦った跡がある程度で全く問題なしです。
ドラグ用のグリスにカーボン繊維が混ざり黒くなっていましたので、清掃し高温に強いグリスで仕上げます。
他にも内部のギヤ周りおよびベアリングをチェックし、やられているベアリングを交換して本来の状態に戻りました。
2019年11月19日 18:43