カルカッタコンクエスト201のオーバーホール

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今回はシマノ カルカッタコンクエスト201のオーバーホールです。
年に数回ご依頼をいただくご常連様で、14ステラと2台同時のご依頼です。
ブレーキを締め気味にしてハンドルを巻くと微妙にノイズが伝わるとのことです。
ハンドルを回した時に感じる振動や音は、ほとんどの場合ベアリングかギヤが発するものです。
メカニカルブレーキを締め気味でスプール回転に負荷がかかったときだけ感じるノイズはギヤからのものが多いです。
原因をはっきりさせるため全パーツをチェックしながらOH作業をしていきます。
ギヤ軸部、ピニオンギヤ部、スプール、レベルワインド部のベアリングをすべてチェックします。
チェックに引っ掛かるノイズを発しているものはありませんでした。
やはりノイズはギヤ周りからのものであるようです。
ただ、ノイズが非常に微細なものであるため、グリスケアにより最小限に抑えます。
あまりテンションを掛けない状態でもノイズが伝わるレベルになると、ギヤの交換が必要になります。
今回のリールについては、使用回数も少なくギヤの状態は良好でしたので交換は当分先で良いと思います。
パワーハンドルを使用して大物を相手にしていると摩耗も早いので、気になり始めたらOHのタイミングでギヤ交換もお勧めです。

2019年12月21日 10:36

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