高速回転向けベアリングに交換する(STEP3)

お持ちのベイトリールのスプールを支えるベアリングが把握できたら、後は同サイズのベアリングを購入し交換するだけです。
サイズを測定するときに、ベアリングを外すことができた場合は、同じ手順で高速回転向けのものに交換すればOKです。
最も簡単に交換でき、キャストフィールも全く別物になる機種の代表格がABUアンバサダーシリーズです。
同機種は元々レベルワインド連動方式であるため、スプールの回転性能を少しでも向上しておいた方がベターです。
ベアリング抜け止めを外して、同サイズのベアリングに交換するだけで、キャストフィールが全く変わります。
アンバサダーをお持ちの方はぜひ試してみてください。
ダイワ、シマノ製のベイトリールは当初より回転性能の高いベアリングが装填されていますが、意外と早く新品時の性能より低下してきます。
負荷のかけ方により変わりますが、ベアリングはおよそ50万回転~100万回転で性能が低下してきます。
計算すると想像よりもずっと早く交換すべきタイミングが来ています。根掛かりを引っ張ったり、予想外の外道を掛けてしまった場合などは、さらに早く性能低下しています。
ベアリングを2個交換するだけで、モヤモヤしていたキャスト飛距離への不満が霧が晴れるように解消するので快感です。
高速回転向けベアリングについては、Selffishではチューンドベアリング極転(ステンレスOILベアリング)とセラミックボールベアリング極転Cをご用意しています。
使い分けとしては、通常のルアーウエイト(5g以上)のものをキャストするタックルならばチューンドベアリンググ極転、ベイトフィネスなど軽いルアーを使いたい場合はセラミックボールベアリング極転Cがお勧めです。
どのくらいノーマルのベアリングと違うかというと、ノーマルベアリングを指で弾いても1秒と回りませんが、セラミックベアリングだと20秒以上回り続けます。実際のキャストで20倍飛ぶわけではありませんが、その差は歴然としています。
装着の手順やサイズ特定などでご不明な点がありましたらお気軽にSelffishにお尋ねください。

{ちょこっとアドバイス}
セラミックベアリングにオイルを注してよいのか、それともオイルレスで使用した方が良いのか多くのご質問をいただきます。
ベアリングメーカーに問合せたところ、結論としてはどちらでも使用可とのことでした。
脱脂したベアリングは見た目は非常によく回転します。
さぞかし飛距離も伸びるのだろうと期待してルアーをキャストすると、失速してあまり飛ばないことがあります。
負荷を掛けずにスプールを回転させるのと、実際にルアーをキャストするときの負荷が掛かった状態で回転させるのでは全く環境が異なり、結果も予想とは大きく変わってきます。
音もなくスムーズに回転させるにはやはり潤滑されている方がよいと思います。
クオリティの高いオイルを少量塗布するのが総合的にみて一番よいのではないでしょうか。

2020年09月10日 02:47

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