ABUカーディナル33

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今回はABU カーディナル33のオーバーホール依頼です。
思い出がぎっしり詰まったリールなので、何としても使えるようにしてほしいとのことです。
現状確認してみると、ベールが戻らない状態になっていますが、使用感も少なくきれいなリールです。
15年ほど保管された状態であったようで、グリスが硬くなっています。
そのため各可動部の動きが非常に緩慢になっており、スローモーションのような動きをしています。
パーツクリーナーできれいに古いグリスを取り除くという方もいると思いますが、Selffishでは極力「油は油で制す」方式で行きます。
固まったグリスと同質のベースオイルで丁寧に古いグリスを取り除いていきます。
ブラッシングとエア洗浄を繰り返し、まずはきれいな状態にします。
その後パーツの摩耗状況や傷などを点検し、問題ないことを確認してから、グリスアップ・組み上げと進みます。
当機種については、ベールが少し変形すると、非常に動きが悪くなります。
オートリターン時にベールが縦になったところで止まり、バレリーナのようにクルクル回転します。
当然ラインは巻き取りできませんので、手でベールを戻してから巻き取り開始という流れになります。
もの凄いストレスです。
ベール部の汚れ除去とベールの変形チェックを定期的に行う必要がある、手のかかる可愛いリールです。

2020年12月12日 18:00

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