20メタニウムXGL

DSCN9630_コピー

今回はシマノ 20メタニウムXGLです。
まだ発売してそれほど経っていないのですが、シャリシャリ感が気になるとのことです。
外観はまだ新品のように輝いていますが、確かにハンドルと回すとシャリシャリと音がします。
このノイズはほとんどの場合ベアリングが原因で、異音の出ているベアリングを見つけ出せれば解消できます。
スプール両軸受の次に回転数の多いピニオンギヤを支えるベアリングが可能性としては最も高く、次にレベルワンド部、ギヤ軸部となります。
すべてのベアリングをチェッカーで検査してみると、やはりピニオンギヤ部とギヤ軸部の3個が回転不良になっていました。
特にギヤ軸部のベアリングは錆びが出ており、海水で使用した時に運悪く内部に入り込んだ塩分により錆びたものと思われます。
新品時に比較的きっちりとグリスシールしてある個所なので、短期間ではあまり錆が出ないため珍しいケースと言えます。
ベアリングを新しいものに交換し、錆びは完全に除去します。
ここに海水が浸入したということは、ドライブギヤ、ドラグ座金も危ないので、入念に洗浄・防錆処理をしてグリスアップします。
組み上げし完全にノイズが消えたことを確認し作業終了となりました。

2021年10月28日 01:29

関連記事

最近の記事

  1. フィールドでチェック

  2. 謹賀新年

  3. リレーションサービス第1号誕生!

TOP