シマノ電動丸3000XH

本日の記録は、シマノ電動丸3000XHです。
このリールは長きにわたり活躍してきた猛者のようで、内部のパーツはこれ以上ないくらいに消耗していました。
プラスチックギヤのセンターは穴が大きくなっていたり、ギヤの歯にも真っ黒な削れくずが溜まっていました。
特にトラブルに直結するのは、ドラグワッシャーの摩耗です。
これは大物を掛けるたびに酷使されるパーツで、少しずつ擦り切れていきます。
このリールにはドラグワッシャーが4枚ありますが、そのうち3枚は新品時の半分以下の厚さになっていました。
このパーツが規定以上に薄くなると、まずドラグの効き方に異常が発生します。
そのうえ、本来なかった隙間が生じるため、外れてはいけない部分が外れてしまい、ギヤやギヤ軸の破損が起こりえます。
ほんの少しの違いで、致命的な不具合を発生させてしまうのがリールの怖いところです。
特に電動リールの場合、手巻きのリールより違和感に気付きにくいため、大きなトラブルになってしまうことが多いです。

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