14ステラ、19ヴァンキッシュ

本日の記録は、シマノ14ステラと19ヴァンキッシュの断続的に生じるコロコロ感です。
「スピニングリールのハンドルを回転したときにコロコロという小さなノイズが非常に気になる」という声が良く届きます。
ほとんどの場合、ベアリングがノイズを発しているか、ギヤが摩耗しているかのどちらかですが、ごく稀にベアリングもギヤの良好なのに、というケースがあります。
本日は2台連続でこの珍しいケースがありましたので記録となりました。
原因はスプールを上下させるためのウォームシャフトというパーツです。
このパーツは、らせん状に施された溝に沿って、ウォームシャフトピンという爪のような形のパーツが上下に移動することで、スプールを上下させるためのものです。
この仕組みの中では、スプールが最も上がった時と最も下がった時にカチという小さなノイズが出ることがありますが、今回の現象はそれとは違います。
断続的に出るコロコロというノイズ・・・
14ステラの方は、ウォームシャフトを支えるベアリング2個がシャフトと完全にくっついており、遊びが全くない状態でした。
そのためわずかに設けられている遊び部分がないことで溝とピンの接点が強く押し付けられる状態になり、コロコロとノイズを発していました。
このまま使うと急激に摩耗が進み、最終的には溝から外れてハンドルが引っ掛かる、スプールが上下しないということになります。
19ヴァンキッシュの方は、ウォームシャフトを支えるカラーとウォームシャフトの接点に小さなバリがでており、引っ掛かるとコロコロ、外れるとスムーズを断続的に繰り返していました。
どちらも珍しいケースですが、コロコロというノイズ出たりおさまったりするケースでは、原因の可能性の一つになります。

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