Selffishが教えるリールオーバーホール術(第18回)実践編(18ステラ②)

今回はローター部の分解整備をご紹介します。

スプールを外した状態から、初めにスプール受けに乗っている数枚のワッシャー(黒っぽいプラスチック)を取り外します。引っ掛かりながら外れてきますので、ゆっくりとできるだけ力を掛けないように外します。

この時メインシャフト(センターの棒)に力を掛けてしまうと、内部の摺動部分は割とデリケートなので、破損する可能性があります。力づくで引っ張り上げないようにしてください。

上手にワッシャーが取れたら、メインシャフトに向かって受け部に小さな穴があります。そこに0.89mmの六角イモネジが入っていますので、こちらを外します。するとスプール受けが抜けます。

黒いギザギザがついた音出しラチェットというパーツが一緒にくっついてくることもありますが、問題ありません。

次にローターを止めている部分のカバーから外していきます。ネジを2本外して、黒いカバー、ベアリングシール、を外します。ローターナットをメガネレンチの12mmで外します。このナットは逆ネジですので、時計回りで緩んできます。要注意です。

ナットの中央にベアリングとカラーが入っていますので、注意してください。

これでローターが本体から外れます。この時、ローターの内側に本体側のローラークラッチパーツがくっついていることがありますので、その場合は本体側に戻しておきます。ただし、このパーツは撥水加工が施されているパーツなので、素手で触らないようにしてください。ピンセットや指サックを使用します。当然、ウエスや歯ブラシでごしごしすると撥水加工がなくなってしまいます。

ローターが外れたら、最初にラインローラー部を外します。

マイナスネジの溝にピッタリサイズで、かつネジ頭の直径より幅の小さいドライバーを使ってください。

少しだけ緩めたら、マイクロドライバーに持ち替えて外します。ネジを外して、アームカムを少し下げると、ラインローラー一式が出てきます。

このラインローラー(ベアリング一体型)も注油やグリスアップは厳禁です。素手は避けましょう。

ラインローラーは向きがあるので注意深く上下を見ながら外してください。

アームカムのカバーを外し、アームカムを外します。どちらも適するサイズのマイナスドライバーを使います。

このアームカムは、シマノの最近の機種はバネが入っていませんので大丈夫ですが、ちょっと前の機種やダイワ製などはバネが入っているので、外す時は注意してください。

アームカムのネジの下に小さな調整座金が入っていますので、無くさないよう注意します。ネジ側にくっついていることもありますし、個体によっては入っていないケースもあるかもしれません。

最後に反対側を外していきます。

こちらもまずカバーを外し、内側にあるカムカバー(黒いプラスチックパーツ)を取りはずします。

こちら側にはバネが入っていますが、よほど変な触り方をしない限り、飛んではいかないと思います。念のため注意してください。

ベールを押さえるネジを外しますが、ここは写真のようにバネに負けないようしっかり押さえて、ネジを緩めてください。

ネジを外したら指で押さえたまま、ゆっくりとベールを外してください。こちらのネジには、プラスチックの白いカラーがついていますので無くさないようにしてください。

※形状・構造がわかっていれば、先にバネの黒いケースを持ちあげて外しておくやり方も良いです。

ベールが外れたら、バネ、バネガイド、内ゲリレバーを外して終了です。

清掃、グリスアップ、ローター部組み上げを次回行ないます。

 

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