ハンドルの締めこみ具合について

こんにちは Selffishの鈴木です。

今日は、スピニングリールのハンドルの締めこみ具合についてのお話です。

現在、多くのスピニングリールのハンドルは、ラインを巻き取る方向(正方向)に回していくと締めこまれていき、最後にギュッと力を入れると固定されるような構造になっています。

ひと昔前は、六角形や四角形の軸をドライブギヤのセンターに差し込んで反対側から固定ボルトで止める構造が主でした。2000年頃からハンドルを回して締めこんでいく構造が普及し始め、現在の形まで進化を続けています。

さて今回は、ハンドルを装着する際の、最後にギュッと力を入れる具合はどのくらいが良いかという話です。

軽く固定される程度にすると、ハンドルを回して瞬間的に止めたときに、ローターの惰行回転によりハンドルが緩んでしまいます。これでは釣りにならないので、もう少し強く締めこみます。

どのくらい強くかというと、シマノさんの場合、締めこんでいき軽く止まった時点からさらに4分の1回転くらいが目安です。ただし、これはリールの種類、番手によって、ギヤとハンドルに切ってあるネジ山のピッチがまちまちなので、正確なものではありません。ダイワさんのハンドルはカチッと止まってからはあまりねじ込めません。

リーリングしながらハンドルを急に止めれば、ローターもきちんと止まってくれる強さであればOKです。

たまに桁外れに腕力のあるユーザーさんのリールで、ギチギチに締めこんであるものがあります。ハンドルをねじ込んでいくとき、また外す時にローターを押さえながら動作を行ないますが、この締め付け、緩めにかかる力を受け止めているのは、ドライブギヤとピニオンギヤの歯になります。したがって、あまりにも強く締めこむとギヤの歯にかなりの負担がかかりますので、注意が必要です。

あまりにもガチガチに締めこんだ場合、ギヤの歯以外にも影響が出てきます。

位置的にはドライブギヤのハンドルとの設置部付近です。ドライブギヤの先端(ハンドルとの設置部分)が強く圧迫されることで変形してしまいます。それによりギヤを支えるベアリングが抜けなくなり、ベアリングの交換が困難になります。分解自体も難しくなりますので要注意です。

 

シマノさんのスピニングリールには、ドライブギヤのパーツ名称が「ドライブギヤ組」となっているものがあり、該当部分にキャップのような変形・錆びに強いパーツが組み合わさっています。それでもそのキャップを変形させるほどの力で締めこんであるケースが結構あります。

 

どうしても外せない場合、ドライブギヤも交換しなければならないこともありますので、そこまでの力で締めこまなくてもよいと思います。その気になればどこまでも締めこんでいける感じがしますので、腕力に自信のある豪傑さんは適当なところでやめてあげてください。

ファイト中に緩んだりするのが嫌で、強く締めこんでおくという気持ちはよく分かりますが、構造上ファイト中はどんどん締めこまれていきますので、緩む心配はほぼありません。

特に小さい番手のスピニングリール(3000番以下クラス)の場合、締めこみすぎてギヤを破損しているケースをたまに見かけますのでご注意ください。

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