ABU AMB1600の巻き上げ不良

こんにちは Selffishの鈴木です

今回は、ABU アンバサダー1600の巻き上げがスムーズにできないとのことで、OH依頼となりました。

空巻きの時は問題なく動作するのですが、ラインテンションがかかるとカタンカタンと異音がしてスムーズに巻き取りができない状態のようです。

同様の症状はあらゆるベイトリールに起こりうるもので、一定以上の力がかかった時にギアとスプールの連結が外れてしまう現象です。

今回の機種においては、ピニオンギアとスプールの連結部であるリリースクラッチというパーツに原因がありそうです。

多くの場合は経年により両パーツが少しずつ摩耗していき、最終的には外れやすい状態になるのですが、摩耗するほどの使用回数ではない場合は、キャストしてまだルアーが飛行しているタイミングでハンドルを回してクラッチを連結させる動作が原因になることがあります。

この動作により連結時にカリカリと異音がしますが、これはピニオンギアの溝とスプール連結部が滑っている状態、つまり削っている状態のときに出る音です。この動作を繰り返すことで、通常よりも早いスピードで摩耗が進みます。

当初はそれほど不具合が出ることはありませんが、一定の摩耗状態を超えると急に不具合が頻発するようになってきます。新品時垂直にカットされているパーツ断面が、摩耗で丸みを帯びてくるため急激に外れやすくなります。

今回のケースでは、スプール側の連結部が削れて少し短くなっているため、一層引っ掛かりが弱くなりちょっとしたテンションでカタンとギア抜けしてしまう状態でした。

新品のパーツは入手できないため、中古の状態の良いパーツと交換して使える状態にしました。

当該リールは中古で購入されたもので、外観は非常にきれいな状態のものでしたので、経年劣化によるものではなく、上記のような要因で削れたのではないかと考えられます。

新品パーツが入手できない機種は、お手入れはもちろんのこと、少しでも長持ちさせる使い方を日ごろから工夫すると良いです。

関連記事

最近の記事

  1. シマノ 09コンクエスト201DCのオーバーホール

  2. ダイワ ジリオンTWHD1000のオーバーホール

  3. ABU AMB4600Cの動作不良の改善

TOP