こんにちは Selffishの鈴木です。
今回は、ダイワ07ミリオネアICV250のオーバーホールです。カウンターユニットの電池交換とゴリ感等を改善し、本来の状態にリフレッシュして欲しいとのことです。
このリールは、2007年5月発売となった船専用手巻きリールのカウンター付きバージョンです。無垢のアルミから削り出されたボディによるパワーと質感が売りのミリオネアに、カウンターという武器が追加されたファン待望のモデルです。チタンコーティングフルメタルのレベルワインドで、連動型の構造を採用し、スムーズな糸送りとライントラブルの大幅軽減を実現しました。ハイパートーナメントドラグシステムによりパワフルでスムーズなドラグ性能も備えた傑作となりました。
今回のリールは、ハンドル回転時のノイズが大きく、スプール回転性能もかなり低下していますので、そのあたりを重点的に改善していきたいと思います。
ボディ内部は、塩ガミが点々と散見され、ベアリングもだいぶ傷んでいるようです。
特にギア軸周りは、錆びが多く、巻き心地に直結するベアリングの回転不良が起こっています。こちらは新しいものに交換して、グリスアップしておきます。
レベルワインド周りは、グリスが残っており、錆びは出ていませんので、清掃のうえ新しいグリスで整えておきます。
ギア周りも潤滑はそこそこされていますので、良い状態を維持できています。グリスを塗布し直しこの状態をキープできるようにします。
スプールのベアリングは回転不良になっており、回転性能が著しく低下していますので、高速回転向けチューンドベアリングで回転性能の大幅アップを確保しておきます。これにより、タナまでの到達時間が短縮されますので、一番乗りによるアドバンテージを得ることができます。
最後にワンウェイクラッチの状態を確認して、ノイズが出ていないかチェックしておきます。
カウンターユニットの電池(CR2032)も新しいものに交換し、若干薄くなっていた表示も元気に回復しました。
おおよそ新品のスペックが蘇りましたので、好釣果が期待できます。