エクスセンスDCのオーバーホール

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今回はシマノ エクスセンスDCのオーバーホール依頼です。
ハンドル回転時の違和感と飛距離の低下を解消できるようOH作業します。
海水域で使用するリールであるため、塩との闘いがどうしても避けられません。
よくある症状ですが、スプールと本体の隙間から浸入してきた海水が、まず2個のベアリングを攻撃します。
スプールを支えるベアリングとピニオンギヤを支えるベアリングです。
今回のリールではスプールを支えるベアリングは、すでに固まっており、回転不良の状態で高速回転の抵抗になっていました。
スプールの回転不足、つまり飛距離の低下、キャスト時のノイズが顕著に現れます。
もう一つのピニオンギヤ部ベアリング。こちらは錆びが出ており、回転時ゴロゴロと異音が出ていました。
使用後のセルフメンテナンス(注油)である程度防ぐことができますが、ノイズが発生したらその都度ベアリング交換で対応するしかありません。
塩による腐食や錆びはすぐにリール全体に広がるため、発生したらできるだけ早く除去し、オイル・グリスで防御することが大切です。

2020年03月26日 16:1

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