毎日リールをメンテナンスしていると、お客様の様々な疑問に接します。
中でも頻度の高いものから紹介してみたいと思います。
圧倒的に多いのは、「リールメンテナンスのタイミングは?」です。
最も一般的な答えは、1年に1回シーズン終了時に実施しましょう。
ですが、実際のところ1年に10回程度の釣行の人と毎週末釣行の人では、
使用回数が違いますし、1機種を使う人と数台を使い分ける人では
やはり相当な差があります。
当店では、大雨に打たれながら釣りをした、
立ちこみ釣りのため頻繁に水にさらされるなど
特殊な場合を除き、通常使用100時間くらいを
分解メンテナンスの目安と考えています。
つまり、毎週釣りに出かける釣り人なら
1日6時間使うとして17週間、大体4か月でメンテナンス時期という感じです。
2台のリールを使い分けている方なら、8か月に1回、3台なら1年に1回という具合です。
実際にはドラグフルロックで使う場合と、
ライトラインで優しく使う場合ではリールにかかる負荷が違いますし、
様々な状況で違いがありますのであくまでも目安です。
あとはシュルシュル、とかコロコロなどの
ハンドル回転時ノイズを感じ始めたら、メンテナンスの時期です。
以前お客様の中に「こいつは最近だいぶ活躍してくれたから
ご褒美にメンテナンスしてあげる」という方がいらっしゃいました。
道具を愛している感じが溢れていて、
この方はきっと良い釣りをするんだろうなと感激したことがあります。
こんなタイミングももちろんありだと思います。