電動リールの分解メンテナンス

電動リールについてこんなご質問がありました。

ハンドルが重たくなった感じがするが、このまま使っていて大丈夫か?

電動リールについては、セルフメンテナンスでご紹介したとおり、

工具を使わずに取り外せる部分がほとんどないので、

内部の状態は簡単に見ることができません。

したがって、ハンドルがちょっと重くなったなどユーザーの方だけが

感じ取る微妙な違和感が不具合発見の糸口になります。

まず電動リールはどのメーカーさんのものでも、かなり厳重に防水を

考慮して設計されているにも関わらず、内部のベアリングが錆びている

ケースが多く、完全に回転していないベアリングが2つ3つあります。

例えばスプール軸のベアリングが錆びて回転していない場合、

非常に高速回転で金属同士が摩擦しますので、熱が発生します。

早めに気づけば大丈夫なのですが、しばらく気づかないと、

金属パーツの周りにあるプラスチックパーツが溶けています。

こうなると修理費が高額になってくるか、最悪の場合修理不能です。

電動リールには、モーターがついていますので、ハンドルを回すと

モーターも回り、その抵抗でなかなか違和感に気づきにくいです。

はやり一番リールに接する機会が多く、熟知しているユーザーだけが

感じ取ることのできる違和感になってきます。

たまにリールをじっくり観察してあげて、正常な状態がどのような感じか

把握しておくと故障前の兆しを見逃しません。

あるいは定期的(使用時間カウントで)に分解メンテナンスを実施すると

安心です。

おや?と感じたら分解メンテナンスでチェックしてもらってください。

関連記事

最近の記事

  1. TC-01R(トライアングル)右ハンドル入荷しました!

  2. ダイワ スパルタンIC150Hのオーバーホール

  3. シマノ 20メタニウムXGのベアリングチューン

TOP