今日はダイワ シーボーグ200Jのオーバーホール依頼です。
ハンドルを回してもスプールが回らないということでした。
このような状態は、多くの場合どこかが固着して動かなくなっているために起こります。
錆びて固着している個所を慎重に探りながらの分解作業になります。
分解を進めていくと、モーターに直結する部分が錆で完全に動かなくなっていました。
大型のベアリング2個が完全に回転していない状態です。
周辺のギヤ周りも非常に動きが悪く、一番大きなギヤが破損しています。
このため錆びを落としてベアリングを交換しても、ハンドルを回すとカタンカタンと心地悪い振動が残ります。
このギヤも交換し、元の快適な状態に戻りました。
当機種は同様の症状が多く、釣行後の手入れを怠ると陥りやすいです。
釣行後はメーカー推奨の方法で必ず海水を除去し、オイルで保護しましょう。