ダイワ アルファスSVTW7.1の巻き心地改善

こんにちは Selffishの鈴木です。

今回は、ダイワ 21アルファスSVTW800HLのオーバーホールです。

巻き心地の改善とリフレッシュをできるよう作業を行なっていきます。このお客様は同じ機種を複数台お持ちであるため、このリールだけ違和感があることには気づいていたようです。

このリールは、2021年にどんな釣りにも対応できるバーサタイル性とベテランからビギナーまで使い手を選ばない性能の高さが特徴です。コンパクトなボディに32mm直径の強靭SVスプールを搭載し、軽量ルアーから重めのルアーウエイトまで幅広く使えるように設計されています。ハイパードライブデジギア、ハイパーアームドハウジングなどハイパードライブデザインを搭載し、初期性能の持続性を高めた次世代ベイトリールです。

今回のリールは、適度に使われており、汚れやすい部分はきちんと汚れています。また、グリスはかなり薄くなっていて、ギアまわりの潤滑は不十分な状態になっていました。

レベルワインド周りは、砂が混じってザラザラとした感触のグリスになっていますので、除去してきれいなグリスを塗布し直します。

 

ドライブギア、ピニオンギアも歯の部分のグリスは減っていますので、清掃のうえ、SLP製ドライブギア用グリス300でグリスアップします。

 

巻き心地の違和感が出やすいギア軸のベアリング2個もチェックしてみます。本体カバー側のベアリングがゴロゴロと回転不良になっていたので、新しいものに交換します。

 

このベアリングは外部に接する部分であるため、水にもさらされやすく、ノイズが出やすい箇所になりますが、今回はその上にある座金が欠損していた影響で、回転ノイズを発する状態になっていました。このまま組み上げるとまた同じことになるので、座金を補充し、正常な状態に戻して組み上げます。

ハンドルノブ内も念のためチェックし、違和感の原因がない状態を確認しておきます。

組み上げ完了し、動作確認すると、ハンドル回転はスムーズになり、本来のフィーリングが蘇りました。

 

関連記事

最近の記事

  1. TC-01R(トライアングル)右ハンドル入荷しました!

  2. ダイワ スパルタンIC150Hのオーバーホール

  3. シマノ 20メタニウムXGのベアリングチューン

TOP