ローギヤ回帰

ここ最近、ハイギヤのモデルをローギヤに替えて欲しというご依頼が急増しています。
シマノ製のリールは同シリーズのローギヤモデル用パーツに交換することで、ローギヤに替えることができます。
シマノさんはローギヤ化に必要なパーツを教えてくれます。(当店ではメーカー公認の純正パーツによる組み換えは改造と考えておりません。)
ダイワ製は主要ギヤのパーツ供給がないので残念ながら当店ではできません。
ここ10年くらいハイギヤ化の傾向が続き、ベイトリールにおいてちょっと前まではギヤ比6.3はハイギヤだったのに今ではローギヤの一種になっているほどです。
ギヤ比が10に迫る機種も出現し、ハンドル1回転で巻き取り100㎝を超えるものもあります。
確かにハイギヤのメリットはたくさんありますし、ハイギヤでゆっくり巻くことはできるがローギヤで早く巻くことはできないなど、その通りだと思います。
しかし、実際にローギヤよりハイギヤの方が釣れるのでしょうか。
ハイギヤによるキャスト数の増加でバイト確率を上げていくのは合理的な考え方ですね。
でもハイギヤ化によりキャスト数が20%増えましたが、釣れる魚の数は20%増えていますか。
ピンポイントにキャストし、ほとんどは回収という釣りにおいてはハイギヤは圧倒的に有利ですが、その他の釣り方においては巻き始めのルアーの動きの違いなど考えなければならないことがたくさんあります。
理屈よりも体がローギヤを求めているという感じのアングラーが増えてきているようです。

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