今回はアブAMB2500Cのオーバーホール依頼です。
今ひとつ飛距離が伸びないため、渓流でストレスなく使えるようなリールにしたいとのことです。
1gを切るような極端に軽いルアーを使うなら、スプール自体を軽量化しないと難しいのですが、通常のウエイトのルアーならば高速回転する部分のベアリングを交換してあげれば、非常に使いやすくなります。
今回のリールでは、スプール両軸受け2か所、コグホイール2か所、レベルワインド部1か所にベアリングが装備されていました。
まずはすべてのパーツの汚れを落とし、魔法のヴェールで表面保護します。
キャスト時にスプールと連動するレベルワインド部のグリスは、高速回転の妨げにならないように若干稠度を調整します。
コグホイール部のベアリングを高速回転向けチューンドベアリングに、スプール両軸受け部については超高速回転セラミックボールベアリング「極転C」を換装します。
渓流での使用にゆっくりとキビキビ巻けるオールドタックルを使う方が増えています。
確かに今どきのスーパーハイギヤのリールでは出せないルアーの動きになりよく釣れます。
流行してしまうとすぐに見切られるようになってしまいますが・・・
2020年09月27日 16:54