Selffishが教えるリールオーバーホール術(第6回)TOOL編

第6回目は特殊工具についてです。

特殊工具とは一般的に販売されている工具では取り付け・取外しが難しい構造になっているときに必要となる特別な工具のことです。メーカーさんで販売してもらえるものもありますので、お持ちのリールのメーカーに依頼すると入手できることがあります。

第5回記事に記載のアンタレス用ソケットもある意味特殊工具になります。

ちょっとした特殊工具はカスタムパーツメーカーさんが製造しているものもありますので、探してみると面白いものがたくさん見つかります。

例えばベイトリールをお持ちのユーザーさんなら見たことがあるかもしれませんが、スプールの軸に刺さっているピンを外すための特殊工具「スプールベアリングリムーバー」があります。

このTOOLは、スプールについているベアリングを交換する際に、取り外さないとならないスプールピンというパーツ専用のものです。スプールのピンに十字型の棒をあてがい、ねじりながら押し出す仕組みになっています。

これがなくても、プライヤーとパイプを使ってピンを取り外すことはできますが、あれば非常に簡単に外すことができますので、持っていると便利です。

他にもシマノ製ステラSWシリーズのスプール内側にあるドラグ機構のカバーを外す時に使う特殊工具やレバーブレーキ付リール(BB-Xシリーズ)などのブレーキコアを止めているカラー型の輪を外す工具があります。ダイワ製スピニングリール(15ルビアスなど)のスプールメタルを止めているナットなども特別な工具がないと取外しが困難です。

お持ちのリールの種類によっては、このような特殊工具が必要になる場合はありますので、分解に行き詰った時に思い出してみてください。メーカーさんや当店のようなショップに聞くと解決するかもしれません。

特殊工具とは違いますが、リールの分解には直接関係はないTOOLや器具で、結構出番の多いものもご紹介しておきます。

一つ目はノギスです。

これは知っている方は多いですが、一般家庭にはあまりない工具だと思います。

使途はベアリングのサイズ測定や、調整シムの厚さ測定、軸やスプールなどの直径を測るときに使います。

熟練の職人さんはメモリのものを使いますが、リールオーバーホールでは、0.01mmのシムを測定したいのでデジタル表示のものが良いです。

新潟精機 SK デジタルノギス 150mm DT-150

つぎにご紹介するのは、ルーターです。

これは歯医者さんで虫歯を削るときに使う恐ろしい機械によく似たもので、金属を削るときに使います。主になめてしまったネジに溝を作って取り外す時や、変形してしまったパーツを整形するときなどが出番です。

プロクソン(PROXXON) ミニルーターセット No.28600-S

壊れてしまった部分を修理するときには、いろいろなケースでいろいろなTOOL、器具を使いますので、実際に作業の説明に入ってから、機種ごと、状況ごとに必要なTOOLや使い方を見ていただこうと思います。

次回は、工具ではありませんが、リールオーバーホールを行うにあたり、付随して必要となるもの、および、無いと結構困るものをご紹介していきます。

 

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