海水で使用しているスピニングリールをオーバーホールしていると、塩がたっぷりと溜まって本体が腐食しているケースをよく見ます。
海で使用して、釣行後のお手入れでうまく海水を洗い流せなかったり、運悪く本体内部に海水が浸入してしまうと起こります。
水没してしまった場合は除外すると、通常通りに使用していて一番海水が入って腐食しているところはどこだと思いますか。
答えは、ボディーガード内です。
これは、スピニングリールのお尻部分、メッキパーツが取り付けられている部分です。
ほかの部分にそれほどダメージがないのに、この部分だけ真っ白くなって化石のようになっていることが多いです。
この部分がそのようになってしまうと、どういうことになるかというと、
まずメッキパーツを止めている足部分が塩で折れています。これも分解すると非常によくあるケースです。
次に本体カバーを止めているネジが外れず、無理をすると折れます。
さらに進むとリール内部の摺動子というパーツにも腐食が広がり、破損していることがあります。
この状態になると修理不能という文字がチラチラ見え隠れしてきます。
何年くらいかけてこの状態になるのか不明ですが、
大切なリールがこの一部分のために寿命を迎えるのは非常に残念ですので、そうなる前にオーバーホールを。