今回はシマノ ツインパワーSW4000XGのオーバーホール依頼です。
海水を被ってしまい、時折ハンドル回転ノイズを感じるとのことです。
海水を被ったり、水没したりした場合、程度によりますが、砂利の混入や海水のベアリングへの浸入によりハンドル回転時にザラザラとノイズの出ることがあります。内部まで海水が入ってしまったのか、表面だけなのかを分解しながら確認していきます。
パーツを一つずつチェックしながら分解を進めていくと、ラインローラーが簡単に外れない状態になっていました。
内部への海水の浸入はほとんどなさそうですが、リール内部への入り口にあるベアリングがやられていました。
内部に錆びや腐食はなく、海水の浸入はなさそうなので一安心です。
ラインローラーについては、固着して外れにくくなっているため、オイルを使って少しずつ外していきます。
こちらもベアリングを交換し防水・防錆処理をして組み上げます。
海水を被ってからそれほど時間が経過していなかったので、被害が少なかったのだと思います。
機械、金属にとって塩は非常に怖い相手ですので、極力塩分のない状態を保てるよう日頃のケアをしてあげましょう。